ChatGPTの記事タイトルを読者目線に直す方法|「やり方」を先に出さない2つの確認
ChatGPTに記事タイトルや冒頭を考えてもらっていると、「そこから話すんだ……」と感じることがあります。
内容は間違っていないのに、読者が最初に知りたいことより先に、アプリ名や機能名、具体的な操作方法の話が始まってしまう。
私が実際にそう感じたのが、iPhoneでWebページ全文をコピーする方法の記事を作っていたときでした。
最初のタイトル案には「Safari」が入っていました。今回の方法では実際にSafariを使うので、内容としては間違っていません。ただ、読者が最初に知りたいことはSafariの使い方ではなく、iPhoneでWebページ全文をコピーできるかです。
この記事では、このタイトルを直した実例から、ChatGPTが作った記事タイトルや冒頭を見直すときの2つの確認方法を紹介します。
「Safari」がタイトルの主役になっていた
最初のタイトル案は次のものでした。
NG: iPhoneのSafariでページ全文を一発コピーする方法|「全選択→コピー」をショートカット化
今回の方法ではSafariを使います。その意味では間違いではありません。
ただ、この記事を探す人が達成したいことは、iPhoneでWebページ全文をコピーすることです。
普段Chromeを使っている人がタイトルだけを見た場合、「Safariの話なら自分には関係ない」と受け取る可能性もあります。実際に離脱したという計測値はないため、ここは可能性として扱います。
そこで、タイトルを次のように変えました。
OK: iPhoneでWebページ全文を一発コピーする方法|「全選択→コピー」をショートカット化
Safariを隠したわけではありません。タイトルでは読者の目的を主役にし、Safariが必要になることは、実際の操作に影響するところで説明する形へ変えました。
なぜ「やり方」が先に出たのか
この件を振り返ると、ChatGPTがSafariという言葉を間違えて出したわけではありません。
私が渡していた材料には、Safariという具体的なブラウザ名と、Safariでショートカットを使うという実装上の条件がありました。一方で、読者が達成したい目的と、実行時に必要な条件を分けて扱うところまでは、最初から明確にしていませんでした。
少なくとも今回のケースでは、書き手側では重要だった具体語が、そのままタイトル上でも重要な言葉として扱われた、と考えると整理しやすくなります。
ここで分けたいのは、
- 書き手が説明する必要がある情報
- 読者が最初に知りたい情報
です。この2つは同じとは限りません。
AIが作った文章だけを直すのではなく、こちらが渡した材料の中で、何を目的として扱い、何を条件として扱うのかを決める方が再利用しやすくなります。
固有名詞を4つの役割に分ける
タイトルや見出しに出てきた具体語を見たとき、私は次の4つのどれに当たるかを確認するようにしています。
- 読者の目的:読者が達成したいことそのもの
- 検索語:その言葉自体を探している読者に必要な語
- 実行条件:実際に操作・実行するときに必要になる条件
- UI名:画面上で選ぶ正確なボタン名・機能名・設定名
今回の「Safari」は、読者の目的ではなく実行条件でした。だからタイトルの主役から外し、必要な手順で説明します。
一方で、検索意図そのものが特定アプリや機能名なら、タイトルに残す意味があります。固有名詞を消すことが目的ではありません。その言葉が、その場所でどんな役割を持っているかを見ることが重要です。
記事を見直すときは、2つだけ確認する
AIが作ったタイトルや冒頭を見て、「少し説明っぽい」「いきなり細かい話から始まっている」と感じたら、次の2つを確認します。
- これは、読者が最初に知りたいことか。それとも、そのためのやり方か。
- この言葉は今ここで必要か。必要でなければ、実際に使うところまで後ろへ移せないか。
アプリ名や機能名を全部外す必要はありません。検索意図そのものなら残す。実行条件なら、実際に行動へ影響する位置で説明する。UI名なら、操作するときに正確に書く。
こう分けると、「とにかく短くする」「固有名詞を削る」といった場当たり的な修正ではなく、別の記事にも使える判断になります。
一度直したことを、次の記事でも使えるようにする
今回の修正は、この1本の記事だけを直して終わりにはしませんでした。
NG: 読者が知りたいことより先に、使うアプリや機能を前面に出す
OK: 最初に読者が知りたいことを見せ、アプリ名や機能名は必要になったところで説明する
理由: 読者が探しているのは、アプリそのものではなく、困りごとの解決である場合があるため
次回のルール: タイトル・冒頭では目的と手段を分ける。具体語は「目的/検索語/実行条件/UI名」の役割を確認し、その役割が必要になる位置に置く
この形で残しておけば、別の記事でNotion、WordPress、Stripe、特定のAI名、ブラウザ名などが出てきたときにも、同じ基準で見直せます。
まず、AIが作った記事タイトルを1本だけ見て、固有名詞を一つ選んでみてください。「これは読者の目的か、それとも手段・条件か」「今ここで必要か」の2つを確認するだけで使えます。
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